テコ入れのために始めたソーシャルゲーム

■はじめは普通のSNSサービスを提供していた

梶原吉広が設立した会社では、最初広告代理店として起業したようですが、その後ソーシャルネットワーキングサービス、SNSの分野に営業方針を切り替えたといいます。それからソーシャルゲームの提供を行ったのですが、梶原吉広は最初からソーシャルゲームの提供を行っていたわけではないようです。
初めは普通にSNSサービスの提供を行っていたといいます。それがREALなのですが、SNSがこれから流行ると思ったきっかけが、当時利用者がどんどん増えていたミクシィだそうです。知っている人や実際に利用している人も多いでしょう。しかし、ミクシィのようにREALは利用者が伸びなかったといいます。そこで梶原吉広はソーシャルゲームの提供をはじめ、渋谷クエストが大ヒットしたとのことです。

■今でもSNSは利用者がとても多い

梶原吉広が起業した頃は、まだSNSがそこまで流行っていたわけではありません。ミクシィの利用者が徐々に伸び始めていたころで、その後ミクシィに代わってTwitterやFacebook、Instagramなどが出てきました。日記のように文章や写真を投稿するSNSだけではなく、動画がメインのSNSも現在では多くなっています。パソコンで利用している人も多いでしょうが、以前のガラケーとは違い、普通にパソコン用の際とも閲覧できるスマートフォンが主流になっている現在では、スマートフォン向けのSNSもたくさん出てきました。このようにSNSの人気が上昇することを読んでいたからこそ、梶原吉広は広告代理店からソーシャルネットワーキングサービス、さらにソーシャルゲームの提供を始めたのだと言えるでしょう。

■携帯ユーザーはピークを迎えていた

広告代理店からソーシャルネットワーキングサービスへと路線変更したのは、今後はSNSが流行すると読んでいたからでしょう。また、携帯ゲームも人気が高まっていたので、普通のSNSサービスでは十分な利益が出ないと予想して、ソーシャルゲームの提供を始め、多くの人が利用するようになったそうです。しかし、梶原吉広が提供を行ったREALも、他のサイトで提供していったソーシャルゲームも、現在で言うガラケー、フューチャーフォン向けのサイトだったといいます。そんなガラケーの利用者は、梶原吉広がソーシャルゲームの提供を始めたころがピークだったと言えるでしょう。その後はスマートフォンがどんどん普及し、ガラケーは徐々に利用者減少していきました。もしスマートフォン向けのアプリなどを提供していれば、現在でも梶原吉広はソーシャルゲームの提供を続けていた可能性もあります。